昨日は、祗園迦陵定休日で震災のニュースの合間に、春の選抜高校野球の開会式を見ました。
地震の影響で式は簡素化され、ユニフォームの左腕には喪章を付け、甲子園にいる全員が何かしらの思いを持ちながらの開会式の様に感じました。
水城・東北・光星の行進時には、ひときわ大きく、長い拍手がおこりました。
出場校全員の行進が終わり、創志学園 野山主将の選手宣誓、感動しました。
日本国民の心を一つにさせてくれる心揺さぶる選手宣誓でした。
「生かされている命に感謝し、全身全霊で正々堂々とプレーすることを誓います。」
祗園迦陵の経営理念は「人に喜び、人に感謝」です。
迦陵では「人に感謝とは、この世に生を受け、生かされていることに感謝し全てに人に優しさ、思いやり、誠実さ、を持って ありがとう の気持ちを大切に生きていくこと」と謳い、毎日スタッフ一同唱和し心に刻んでいます。
来月から祗園甲部歌舞練所では「都をどり」が始まります。
歌舞練所でも、今回の地震で華やかな「をどり」ということは慎むべきかと、熟慮されたようですが、祗園の伝統を誇りとし、日ごろのお稽古の成果を披露するしかない、その姿を被災された方々にもご覧いただき、しずんだ気持ち、しずんだ社会を少しでも明るくしそれが復興への活力として頂くことが最大の支援、と開催されることとなったようです。
京都の桜のつぼみも大きく膨らんできました。春の訪れです。
「がんばろう日本・がんばれ東北」、私たち祗園の料理店もがんばります。