いつもおおきに。【京都祇園 花見小路 会席料理 祇園迦陵】
祇園迦陵 若女将の堀部です。
6月に入りめっきり熱くなったので袷着物から単衣着物に衣替え致しました。
祖母から継承させてもうた「大島紬」はんのお着物。
大事に毎日着させてもろてます。
着物に負けへんようにしっかりせんとあかんなとつくづく思います。
祖母から何着も譲ってもうたお着物も毎日の配膳で膝部分が破け
あと数着になってしまいました。
「うちはもう着いひんさかいに、着とくれやす。しもてたかてしゃあないさかいにな。」
と言ってくれた祖母に感謝し、丁寧に扱ってます。
あと1ヶ月もすれば紗や絽のお着物の季節ですね。
祇園甲部を歩く舞妓はん、近隣の女将はんも涼しげに見えます。
日本はお着物でもお軸でも食からでも季節を感じることができる
素晴らしい国やと心から思います。
茶道のお稽古、書道のお稽古、深くじっくり極めて
日本の美しい伝統文化を肌で感じて参りたいです。
空間を通して「美味しい、美しい」と思って頂けるように
まだまだ精進せなあかんことばっかりです。
敷地内の坪庭、植物達に「元気に育ってや、暑いけど頑張ってや」と
毎日話しかけてます。
今日もお客様皆様に感謝し気張りたいと思います。
堀部奈々子 拝