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店長ブログ

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5月の焼きものは、鮎です。

写真では分かりのくいですが、10センチ強くらいの小ぶりの鮎です、頭からお召し上がりになって頂けます。

琵琶湖産の「天然仕立て」「半天」と呼ばれる鮎です。

残念ながら、本物の天然の鮎は、ほぼ100%入荷してきません、入荷したとしても、とても手が出るような値段では無いです。

数年前から、鮎の「天然仕立て」というものが、販売されています。

鮎の稚魚を、養魚場内に人工河川を作って、放流し、餌も天然鮎が食べる苔などを配合し天然の鮎に近い魚を作られています。

この「天然仕立て」は鮎独特の香りもあり、養殖独特の油も少なく美味しいです。

とは言っても、養殖です。本物の天然鮎は食べた事が無いので分かりませんが、きっともっと美味しいのでしょう。

鮎は「香魚」とも言われ、英語では「sweetfish」と呼ばれます。すいかのような甘い匂いが特徴です。

写真は、2人前です。  夜の10500コースと7品7800コースで焼き場のスタッフが炭火コンロにてご提供させていただきます。

日本酒もいいですが、ここはよく冷えたビールで!! 迦陵の生ビールは「一番搾り」 瓶ビールは「ラガー」です。

 

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5月は、端午の節句、今月のお凌ぎは平目の笹巻き寿司「ちまき」です。

端午の節句は、奈良時代から始まったと言われています。(奈良時代って何年前なんでしょ?)

昔、5月5日は、病気や災厄をさけるための行事が行われる祭日で、宮廷では、菖蒲をかざり、よもぎなどの薬草をくばったりしていたそうです。今とは少し違った節句だったみたいです。

端午の節句が男の子の誕生の祝いに結びついたのは江戸時代以降、五月人形と、鯉のぼりを飾ります。

うちでは毎年、奥さんのお父さん、お母さんに買って頂いた五月人形を飾っています。(いまだに5月人形が飾ってあると、人形に付いているちっちゃい刀がほしくなってしまいます。)

人形は、子供の健康を願い、鯉のぼりは、子供の立身出世を願います。

「ちまき」は中国から伝わったもので、その昔、 屈原 ( くつげん ) という優れた政治家が、懐王という王様からとても愛され、その王様の死後、次の王様の弟によって国から追放され、その事を思い悩み、河へ身を投げた日が5月の5日、それを悲しんだ人々が河に住む竜神に、屈原が取られないように、竜が苦手な笹や茅にお米を包んだ物をお供えとして河に投げ入れた伝説が、災いをさけるという風習となり「ちまき」を食べる始まりとなったそうです。

このお話は、中国ではとても有名なお話だそうです。

迦陵には中国の福建省から京都に留学している女の子のホールスタッフがいます。

日本語は、ペラペラで英語も話します。仕事の覚えも早く、華道・茶道・バンドでボーカルをしたりほんとにすごい女の子です。

ただ、めちゃめちゃしゃべります.......エンドレスです.......

毎日びっくりするほど元気です!!朝の「おはおようございまーーーーーーす」の挨拶の声の大きさは迦陵歴代NO1です!!!!

朝から最高に明るく、元気をたくさん充電してくれます。

その女の子にこの話を聞くと、中国では5月5日には竜の頭を船主に飾った船でレースが行われるそうです。

 

あしらいに、鰻の八幡巻き、一寸豆、酢取り茗荷、茗荷はこれから美味しい季節です。
  
 

 

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今月の先附けは、鱧と雲丹、枝豆のゼリー寄せ、下はうすい豆のソースです。

京都はこれから秋まで、鱧を使ったお料理がたくさん出てきます。

焼いても美味しいですし、天ぷらにしても、鱧寿司、鱧しゃぶ、牡丹鱧、鱧炙り、でもやっぱり鱧落としが一番好きです!!

骨切りして、落としたてを梅肉で、キンキンに冷やした冷酒が欲しくなります。

「来福」 純米吟醸 愛山 と!!

 

 

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5月の献立です。

10500円コース

先附 鱧と生雲丹ゼリー寄せうすい豆のソース

八寸 南京豆腐・山葵菜お浸し・わらびの東寺巻き

        桜海老真丈・鱒柚庵焼・鯛の子煮

        白魚おかき揚げ

椀物  甘鯛蕗巻き

向附  五種盛り

お凌ぎ 鱧寿司・一寸豆

炊合せ 揚げ素麺・焼き茄子・鴨ロース

焼物  活け鮎塩焼き

強肴  毛蟹

お食事      おくどさんごはん

自家製デザート

 

7800円(10品)コース

先附  鱧と生雲丹ゼリー寄せうすい豆のソース

八寸  山葵菜お浸し・ 桜海老真丈・ 鱒柚庵焼、

         南京豆腐・ 白魚おかき揚げ

椀物  鱚と玉子豆腐

向附  三種盛り

お凌ぎ ちまき、八幡巻き

炊き合せ 揚げ素麺・焼き茄子・鴨ロース

焼物  鱸蓼味噌焼き

強肴  蛍烏賊、白だつの緑酢

お食事      おくどさんごはん

自家製デザート

 

*仕入れにより内容が変わることがございます。

 

今月の蒸し物です。

お昼は「鰆」夜は「甘鯛」の東寺蒸しです。

京都では、湯葉を使ったお料理の名前に東寺と付けます。「東寺蒸し」「東寺揚げ」「東寺巻き」色々とあります。

はっきりとした文献は無いそうなのですが、今も「東寺湯葉」や「建仁寺湯葉」と名がのこっていることから、お寺で作られたから、とか、お寺の近くに湯葉やが多かったからとか言われています。

奈良萬 純米 といかがでしょう。

 

 

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