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店長ブログ

数日前、夜のニュースで3月11日の東北関東大震災の日のディズニーランドのドキュメントが放送されていました。

ご覧になられた方もいらっしゃると思います。

ディズニーランドの危機管理にも驚嘆しましたが、ディズニーランドのキャストの方がたのゲストに対する対応にはさらに驚嘆しました。

ディズニーランドでは、東京電力も国ですら想定外だった今回の地震を、想定内とされ日々訓練されていました。(これだけでもすごい!!)

ディズニーランドでは9割のキャストがアルバイトさんだそうです、そのアルバイトさんがあの巨大地震の日、何万と来園されていたゲストを保護されました。

建物の中にいたキャストは、全員のゲストに一旦、建物から出て頂き安全の確認をされ、ぬいぐるみを販売するショップのキャストは頭を守るために、売り物の、ディズニーのキャラクターのぬいぐるみをゲストに配り、「頭にのせて落下物から身を守って下さい!!」と声をかけたり。

まだ3月の寒い中、又その日は午後から雨も降ってきたそうです、それに対しキャストの皆さんは、誰に支持されたわけでなく、パーク内のショップにある持ち帰り用の、キャラクターの絵を描いた大きな袋をカッパ代わりにゲストの配ったり、梱包用のプチプチや普段絶対にゲストには見せる事のない段ボールを配ったり、防寒や雨対策用に配ったりされました。

トイレも長蛇の列だったそうです、それに対しキャストの皆さんはトイレットペパーが無くならないように、常に補充されていたそうです。

安全を確認された建物にゲストがもどると、テーブルは全部端に寄せられ、出来る限りの椅子を用意し、一人でも多くの方が座れるように準備されていて、ショップ内で販売されているお菓子や食物はすべて無料でゲストに配られ、さらに驚くことに、ディズニーランドでは何万人分ものアルファ米が備蓄されていたのです、夜になるとお腹を減らしたゲストの皆さんに、その暖かいアルファ米を配り、ディズニーランドで夜を過ごしたゲストの皆に、朝方にはパンとスープが配られたそうです。

本当にすごいです!!この言葉以外見つからないです。

キャストの皆さんも、ゲストの方々と同じように、寒かったしお腹もペコペコだったことでしょう、同じようにキャストの皆さんも被災者でした。

私が、迦陵に入社させて頂いて、社員ミーティングで初めてオリエンタルランドの、加賀見俊夫さんの講演会をカセットテープ(そのころはまだカセットテープでした・・・・)で聞かせて頂きました、今でも忘れないです、とにかく泣けて泣けて仕方がなかったです。

サービスって、接客って、こんなに奥深く、人を幸せにする仕事なんやぁー!!って思いました、それからディズニーランド関連の本をたくさん読みました、オリエンタルランドの勉強会にも参加させていただきました。

今回久しぶりにディズニーランド本買いました。

祗園迦陵のホールスタッフもディズニーランドのキャストの皆さんに負けないくらい熱いハートを持ったスタッフばかりです。これからも皆でいろんなことを勉強し、ご来店いただいたお客様のお役に立ちたいと思います。

 

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誠に勝手ながら、祗園迦陵はGWの振り替えで11日(水)と12日(木)の2日間、お休みを頂いております。

GWにはたくさんのお客様にご来店頂き、誠ににありがとうございました。

スタッフみんなも、2週間お休み無くがんばってくれました。感謝!!

久しぶりの連休ですが、ピンポイントで2日とも大雨です・・・・・・

いつものお休みの日もそうですが、ゆっくり寝ていたいと思いつつ、一日がもったいないのでつい、いつもと同じ時間に起きて何かしようと考えてしまいます。

でもこの雨・・・・・結構降ってます・・・・・ 

それはそれで、気分を切り替えて今回のお休みは、買うだけ買って読んでいなかった本をじっくり、ゆっくり、まったりと読んでみたいと思います。

(たぶん5分後にまた寝ています・・・・・)

 

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今月の椀物は鱚を使ったお椀です。

鱚は春を告げる魚と言われます。「結び鱚と玉子豆腐」のお椀です、蓴菜とつる菜を添えています。

定番の天ぷらも、お塩で美味しいですが、葛粉を打って椀種にしても美味しいです。

たまにお料理屋さんに食べに行って椀物が出て来ると、職業がらでしょうか、お出汁はとても気になり、お椀でこの後のお料理に期待感が膨らむような感じがします。

3800円(昼)コース・5250円(昼)コース・7800円(10品夜コース)でご用意いたしております。

7800(7品夜)コース・10500コースは「甘鯛蕨巻き」のお椀です。

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東北の地酒 第5弾 今回は3本が入荷

・宮城より  日高見 純米

・福島より  会津娘 無為信 特別純米

・岩手より  与右衛門 特別純米 無濾過

これまで数種類の東北の地酒をご用意させていただきました、日本酒造りには水が大変重要です。

京都には京都、滋賀には滋賀のその地方ならではの味や固さ、柔らかさ、ミネラル分を持った水があります、京都の水は、中硬水で、酸が少なく、なめらかで、やわらかいのが特徴です。京都の地酒はもちろん色々と個性はありますが、なにか同じようなニュアンスが感じられます。

兵庫の灘では江戸っ子の舌に合う江戸送りのお酒としてミネラル分の多い硬質の水で作られ、酸度が高めの辛口のお酒が造られました。   灘の酒は「男酒」、京都のお酒は「女酒」と呼ばれます。

東北のお酒を飲むと、同じように仕込み水の感じが伝わって来ます、限りなく透き通って、すがすがしく、きめ細かく、爽やかで、寒い日の朝露のような純粋で素朴、やさしいお水の様な感じがします。

喉越しの切れがよく、鼻に抜ける心地よい余韻、口中がきれいに浄化され、食欲をそそるようなお酒が多い気がします。

特に魚貝類に、合わせるとお互いの相乗効果でどんどん食が進んでしまいそうです。

私は、まだ東京より北へ行ったことが無く、いつか復興して元気になった東北で美味しいお酒と食事をしたみたいと思います。

 

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5月の焼きものは、鮎です。

写真では分かりのくいですが、10センチ強くらいの小ぶりの鮎です、頭からお召し上がりになって頂けます。

琵琶湖産の「天然仕立て」「半天」と呼ばれる鮎です。

残念ながら、本物の天然の鮎は、ほぼ100%入荷してきません、入荷したとしても、とても手が出るような値段では無いです。

数年前から、鮎の「天然仕立て」というものが、販売されています。

鮎の稚魚を、養魚場内に人工河川を作って、放流し、餌も天然鮎が食べる苔などを配合し天然の鮎に近い魚を作られています。

この「天然仕立て」は鮎独特の香りもあり、養殖独特の油も少なく美味しいです。

とは言っても、養殖です。本物の天然鮎は食べた事が無いので分かりませんが、きっともっと美味しいのでしょう。

鮎は「香魚」とも言われ、英語では「sweetfish」と呼ばれます。すいかのような甘い匂いが特徴です。

写真は、2人前です。  夜の10500コースと7品7800コースで焼き場のスタッフが炭火コンロにてご提供させていただきます。

日本酒もいいですが、ここはよく冷えたビールで!! 迦陵の生ビールは「一番搾り」 瓶ビールは「ラガー」です。

 

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